読んでためになったおすすめの書籍をご紹介しています。
コミュニケーションのヒント満載。はじめて外国人の同僚・部下ができた人・会社にお勧めです。
とくに第5章で紹介されている「やさしい日本語」に注目していただきたいと思います。外国人=英語と発想してしまいがちですが、実は日本に働きに来る外国人は英語が苦手な方が多かったりします。
だからといって、ベトナム語やインドネシア語を日本人が学ぶのも大変です。外国人労働者が多少なりとも勉強してきている日本語を共通言語としつつ、伝わりやすい言い方=やさしい日本語を使いましょうという提案です。
入管法の理解を深めたい方には強くお勧めします。
書籍のタイトルからは、日本社会が外国人をどのように受け入れてきたのか、どのような摩擦・軋轢があって、どのように克服してきたのか、を記したるポタージュだろう、と想像しましたがそうではありませんでした。
この本の内容を一言でいえば、「外国人受入れ制度の中核である入管法が我が国を取り巻く状況にいかに影響され改正が重ねられてきたのかを解説する法律書」です。
この本を読めば、入管法改正の歴史を知り、現行の入管法がなぜそのような規定になっているのかを理解することができます。
16人の在日コリアンに対するインタビュー集です。帰化された方もいらっしゃいます。帰化も帰国もしないことを決意されている方もいらっしゃいます。
帰化して日本国籍を取得するべきか、母国の国籍を維持するのがいいのか悩んでいる方に一読をお勧めしています。
結局、いろいろな考え方があって正解はないようです。そうなのであれば、自分自身の価値観を大切にするしかない、という結論に導いてくれます。